文系大学生の平穏な日々

バイトしながら思うこと

僕は本がメインでCDやコーヒーなども売っているサブカル系雑貨屋で週4日程度バイトをしています。

きっかけはもともと本が好きだったこととオーナーが知り合いだったからです。オーナーは外国旅行や本が好きで僕と共通点が多いんです。いくつかのお店を経営していていわゆるセンスのある自由人だと思います。

僕は将来サラリーマンを経由するかもしれないけど、おそらく自営業かフリーランスになると思います。

僕は本が好きですが、どちらかと言うと実学の感覚で読んでいます。経済小説やノワール小説ならびにビジネス書などを好む傾向があるのです。

お店の品揃えは売れるものをもちろん重視していますが、人気のあるアートやゲームなどの本も多いです。学生街ということもあって学生のお客さんが多く、趣味的な本は売れますが実用書や読了に時間のかかるようなものは売れません。

若い人の趣味と仕事について先日オーナーと話したことがあります。若い人はサラリーマン的価値観が崩れ好きなことや趣味を仕事にしようとする傾向にあります。

それ自体は否定しませんが、仕事として考えれば他には絶対に負けないという気迫、古い言葉で言う根性のようなものが足りないと話していました。

他の人から見ればオーナーは40前でいくつかのお店を経営し、若い時に様々な外国に行き勝ち組の自由人に見えるかもしれません。しかし僕から見れば、様々な経験や勉強を繰り返し、経営能力を習得してそれを生業にしている人物に見えます。

どちらかと言えば感性を軸に生きているところがあるためわかりにくいのですが、ある程度近くにいると頭がよく胆力があり、人生の目的を持っているとはっきりわかります。

遠くから見れば一般的サラリーマンの様な疲労感には無縁に思えます。実際一緒にいて無駄な疲れは感じないし尊敬もしています。しかし表面的なことを除けば自分の才能に訓練と経験を付け加え、日々その能力をフル稼働している優秀な仕事人です。ルートは違っても有能な人間の基本的な条件に大きな違いはありません。

売れているアートやゲームの本はもちろん価値があるし、好きなことがあるのはいいことだと思います。でもそれを生業にするのはモチベーションや戦略性、長い時間が必要で、仕事という形にするのは簡単ではありません。

僕も若い人に含まれるし5年、10年単位の設計図と人生の目的は持っているつもりです。それは趣味的なものではなく才能や技術習得、時に根性が不可欠で、それがないと人生が無駄になるというレベルのものだと思います。

お店に少しだけ孫子の兵法やグローバル金融市場の本が置いてありますが、しばらくは売れないだろうな、と思いました。